GT AVALANCHE SPORTS

GTのMTBと言えば真っ先に思いつくのがアバランチェでは？というくらいの代表的なモデル。
2021モデルではアバランチェは全部で4種類あるのですが、27.5"があるのはこのアバランチェスポーツのみ。
さてGTと言えばトリプルトライアングルと呼ばれるフレームワーク。GTのアイデンティティでもあります。
フロントトライアングル、リアトライアングル、そしてフレームセンター部にある小さな三角形の3つでトリプルトライアングルです。
従来はシートステーがシートチューブ、トップチューブと溶接されることで非常に高い剛性を発揮していましたが、昨今の”しなやかさ”を求める傾向になるとちょっと不利。
しかしGTは考えました。シートチューブとは溶接させず、トップチューブにのみ溶接させることでシートステイのみならずシートチューブもたわみやすくなり、しなやかな乗り心地と粘るトラクションを獲得。
副産物としてタイヤクリアランスも増え、一部の27.5＋タイヤをも履かせることができます。
しかし剛性が落ちてしまっては意味がありません。
そこでチェーンステイを楕円化し、エンド幅もBOOST141と幅広化させることで剛性を確保。
ヘッドチューブはテーパーヘッドを採用しておりますのでフォークのバージョンアップにも対応できます。
また昨今のMTBでは半ば常識化してきた内蔵ドロッパーポストにも対応するフレームです。
このまま楽しむも良し、徐々にバージョンアップするも良しなMTBです。

タグ：トリプルトライアングル BOOST141 GT AVALANCHE MTB アバランチェ