FELT VR40

純粋なレーシングマシンではない。
また昨今流行っているグラベルロードともちょっと違う。
マルチパーパスロードレーサー（なんてカテゴリーがあるわけではないけれど)とでも表現すればいいのでしょうか、そんな感じのロードバイクです。ではどこがマルチパーパスなのか、少しずつ紐解いていきましょう。
まずドロップハンドルなのでカテゴリー的にはロードレーサーに属すかと。
タイヤは700X30Cということでちょっと太めと言えば太めですが、ディスクブレーキ化により従来より太いサイズが求められていますし、32Cを履いているロードレーサーもありますので飛び抜けて太いわけではありません。
またクリアランス的には35Cまで対応と謳っておりますので、シクロ系のちょっとしたブロックパターンのタイヤも問題なく入るでしょう。
しかしシクロクロスのレーサーとは異なり振動吸収性も考慮されたフレームワークにより、ロングライドでも疲労感の少ない乗り味に。乗車姿勢も若干アップライトになっています。
また悪天候、悪条件でも信頼性の高い油圧ディスクを採用。
ホイールはもちろん前後ともスルーアクスルを採用し、確かなホイールの位置決めと剛性向上を両立しています。
結局のところロングライドに適したエンデュランスロードに多少の悪路も想定したグラベルロードを合わせたような「いいとこ取り」なロードバイクとでも表現すればいいのでしょうか。
と言うことを一言で言うと「使えるロードバイク」ってことですかね。

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