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SCOTT SPEEDSTER 40 [ロードバイク]

2023_scott_speedster40.JPG
スコットのアルミロードバイク、スピードスターもずいぶん変わりました。
アルミ異形断面の大口径チューブは剛性を確保しつつ空気抵抗低減のためワイヤーは内蔵式に。
ワイヤー内蔵式フレーム自体今や珍しくありませんが、このスピードスターはハンドルからフレームまでフル内蔵にすることで更に空力性能を極めています。
ブレーキは今やロードバイクのスタンダードと言って過言ではないディスクブレーキを装備し、剛性確保とホイールの位置決めが確実なスルーアクスルになっています。
更にアクスルのレバー自体が5mmのHEXとT25トルクスレンチになっており、工具として使うことができます。
ホイール関係もワイドリムに幅広タイヤを装着し、最新のトレンドをしっかり取り入れています。
2023_scott_speedster40_1.JPGこのようなフレームの場合、ワイヤーの長さ、通し方には大変気を遣います。
空気抵抗低減のためのワイヤー内蔵式なのにワイヤーがたるんで余っては、このバイクのコンセプトを否定することになってしまいます。
更にワイヤーのフリクションを下げるため、そして将来のメンテナンスのことを考えるとワイヤーも仮組みしては長さを調整し…を繰り返すことになります。
かなり面倒な作業なのですが遊輪館ではこのような作業を行っております。
もちろんホイールは縦、横振れ、センター出しもおこなっています。

今後自転車が複雑化するにつれ、丁寧な作業をするか否かで乗り味は変わってきます。
せっかく「コレ!」と決めた自転車だから、いい仕事で組まれた自転車に乗って頂きたいものです。
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