RITCHEY P29er [MTB]
往年のというか、伝説のというかリッチーです。
当時を知る方からすればこのトリコロールカラーを見るだけで「おお~、リッチーだ!」となりますが、最近自転車を始めた方にすれば「パーツブランドのフレーム?」という事になってしまうのでしょうか。
それはあまりに悲しすぎる。
リッチーと言えばP23やP22、P21、P20まであったなぁ。
でもRITCHEYを一躍有名にしたのはP-23かな。
PROJECT 23 POUNDSということで、初期のMTBブームの頃、まだ頑丈さだけがウリの重いMTBばかりだった頃、レースで使えるというか勝てるMTBとしてマニアを虜にしたMTBこそRITCHEY。
さて時は巡り2012年、リッチーから29erが発売になると聞きつけオーダーし、しかし諸々あってようやく完成に至りました。
でももしあのホイールを待っていたら、まだ完成していなかった…
フレームの特徴としては、今やリッチーもオーバーサイズのヘッドパーツ、しかもインテグラルタイプ。そしてディスクブレーキ専用フレームなのは時の流れですね。
あちら風なのがシングルスピードにも対応するためフレームエンド部はストドロながら可動式です。
色々見ていくと当時のコンセプトだった超軽量(当時としては)クロカンレーサーというより、気持ちよく、楽しく走れるMTBという感じになったのかなという気がしないでもありません。
リッチーさんもそれなりのお歳でしょうし、私自身も往年のレジェンドと一緒に歳を重ねていくと、こういうのっていいなぁと思ってしまいます。
しかし一目でリッチーとわかるトリコロールと、MAVIC CROSS MAX SLRなんかを組み合わせると、妙にレーシーな雰囲気になります。
さてMTBの創始者(というかクルーザーを改造して遊んでいた)と言われるTOM RITCHEY。
一緒に遊んでいたGARY FISHER共々バイクブランドになりました。
ただリッチーは細身のクロモリフレームでオーソドックスなスタイルだったのに対し、フィッシャーは極太アルミフレームに代表されるような大胆なスタイルが特徴でした。
そんなリッチーがフィッシャーさんの提唱した29erを作るなんて、当時を知る者としてはちょっと甘酸っぱい想いを抱きます。
実は…
当時のP-23が箱入りで倉庫に眠っています。
いつか自分で乗れるようにと思い、かれこれ20年くらい経つのかな。
そろそろ起こすかな。でももうちょっと眠らせておこうかな。
2013-01-10 09:40
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